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2021年3月の保良ゲート前

2021年 3月の保良ゲート前】

 

 2020年度末、3月。とうとう3月が来て、3月が終わった。3月、宮古島・保良ミサイル弾薬庫/基地建設現場ゲート前では「カウントダウン」という言葉が使われ出した。土日休日関係なく毎日早朝から夜遅くまで突貫工事が行われているらしく、朝現場へ行くと見慣れぬモノが出来ていたり、状況が変わっていたり、ということもしばしばあったようだ。弾薬庫2棟(3棟計画のうち)は完成し、検査も済んだらしい。門柱にはシーサーが置かれ、「宮古島駐屯地」と同様に八重山の伝統的な織物のミンサー柄があしらわれた。射撃場などの工事は続けながら、弾薬庫の運用を開始する方針だという。

 

 

 4月1日、「宮古島の陸自弾薬庫が一部完成 市に供用開始伝える」との報道!

 

宮古島市によりますと31日、市役所を沖縄防衛局と宮古島駐屯地の担当者が訪れ、一部の弾薬庫が完成し供用を開始すると伝えてきたということです。

これに対して、宮古島市は周辺の住民への説明を丁寧に行うことや、陸上自衛隊の施設を市が視察することを求めたということです。(NHK NEWS WEB)

 

(それにしても「供用」とはふざけている。「供用」という語には〝多くの人が使うため〟〝多くの人のため〟というニュアンスがあると思うが、弾薬庫はそれとはまったく反対の性質のものだ。)

 

 

 3月26日には「重要土地規制法案」が閣議決定、国会に提出された。人びとの島に、人びとが暮らしている土地に、大切な場所に、力づくで基地を造り、あるいは造りはじめ、そうした後に基地の周囲に規制をかけるということを国はやりはじめた。どうやら本気で住民から島々を取り上げるつもりらしい。

 

 このまま進んでいったらとんでもないことになることが、本当にはっきりしてきたと思う。

 

 人命無視の、世界一危険な弾薬庫の運用開始を許してはならない! 弾薬庫の撤去を!

 宮古島にミサイルを持ち込ませてはならない!

 琉球弧を最前線とする挑発と攻撃のためのミサイル戦争態勢の始動を許してはならない!

 


 

 うたうたいのFujikoさん(埼玉県在住)は保良ゲート前行動のSNSグループに参加して、ほぼ毎日、「保良だより(遠隔リポート)」を、保良の方々の許可を得てfacebooktwitterに発表しています。

 ↓以下、「保良だより」を〝毎月第一土曜日の島じまゆんたく〟でスライド上映するために3月分をまとめたものです(原文はFujikoさん/編集は石井杉戸)。

 



























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