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メモ・2021年5月・南西シフト関連

メモ・2021年5月・南西シフト関連

 


5月 8日(土)

馬毛島基地計画 市民団体が鹿児島県知事に反対表明を要望

…「鹿児島に米軍はいらない県民の会」は、鹿児島県の塩田康一知事に「整備反対」の意思表明をするよう申し入れた。

…同会の5人が8日、県庁を訪れ、島の歴史や自然環境を生かした活用への協力や、環境影響評価(アセスメント)の中止要請、絶滅の恐れがあるマゲシカの生態調査など4項目を求めた。県側は「上司に報告する」と応じたという。

…下馬場学副会長は「基地が整備されれば後戻りできない。ボーリング調査の遅れを契機に県民の声に耳を傾け、整備に前のめりな国としっかり向き合ってほしい」と話した。

▶(南日本新聞 6月10日)


5月11日(火)〜17日(月)

日米豪仏共同訓練(ARC21)

…海上自衛隊は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて防衛協力関係を強化すべく、次のとおり日米豪仏共同訓練(ARC21)を実施 します 。

1目的:島嶼防衛に係る海上自衛隊の戦術技量向及び米豪仏海軍との連携の強化

3訓練海空域:東シナ海
4参加部隊(1)海上自衛隊: 護衛艦「いせ」、護衛艦「あしがら」、護衛艦「あさひ」、護衛艦「こんごう」、輸送艦「おおすみ」、ミサイル艇「おおたか」、ミサイル艇「しらたか」、哨戒機、潜水艦
(2)米軍: ドック型 輸送 揚陸艦「 ニューオリンズ 」、P-8 A、MV-22
(3)豪軍:フリゲート艦「パラマッタ」
(4)仏軍:強襲揚陸艦「トネ ール」、フリゲート艦「 」、フリゲート艦「 シュル クーフ 」
5主要訓練項目:防空訓練、対潜訓練、着上陸訓練

▶海上自衛隊プレスリリース

日米仏共同訓練(ARC21)

…陸上自衛隊は、以下のとおり令和3年度国内における仏陸軍及び米海兵隊との実動訓練を実施します。

1目的:仏陸軍及び米海兵隊との実動訓練を実施し、戦術技量の向上を図るとともに、陸自と仏陸軍との連携の強化及び陸自と米海兵隊との共同作戦能力の向上に資する。
3場所:相浦駐屯地、霧島演習場及び九州西方海空域
5訓練実施部隊:
(1)陸上自衛隊:水陸機動団、西部方面航空隊
(2)仏陸軍:第6軽機甲旅団
(3)米海兵隊:第3海兵師団、第3海兵兵站群、第1海兵航空団
6特色:
(1)仏陸軍及び米海兵隊と国内の演習場で初めて実施する実動訓練
(2)空中機動、陸上作戦等の水陸両用作戦に係る戦術技量及び作戦遂行能力向上を目的とする訓練
(3)新型コロナウイルス感染症対策を厳守し、参加者全員がソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用等を実施

 5月14日(金)

日米仏豪の艦艇、東シナ海航行

…自衛隊が米国、フランス、オーストラリア各国と実施中の離島防衛訓練「アーク21」で、海上自衛隊は14日、東シナ海で艦艇が編隊を組んで航行する画像を 公開した。この4カ国が東シナ海でそろう訓練は初めて。結束をアピールし、沖縄県・尖閣諸島や台湾の情勢を巡り緊張関係にある中国を強くけん制する狙いと みられる。

▶(共同通信 5月14日)

 5月15日(土)

陸上自衛隊・米海兵隊・仏陸軍が宮崎 鹿児島両県の霧島演習場で共同訓練…公開

…敵が占拠した離島の奪還を想定したもので、日米仏の3国で歩調を合わせ、海洋進出する中国を牽制するのが狙いだ。仏軍が日本の陸上訓練に参加するのは初で、日本周辺海域を含むインド太平洋地域をめぐって存在感を高めたい思惑があるとみられる。

▶日米仏が九州で共同訓練 海洋進出する中国を牽制(朝日新聞 5月15日)

5月16日(日)《報道》

ヘリから部隊投入「ヘリボン」作戦や市街地戦闘 日米仏訓練、雷雨の中 離島防衛の戦術共有 (南日本新聞)

陸上自衛隊霧島演習場(湧水町、えびの市)で15日に始まった陸自と米海兵隊、フランス陸軍による共同訓練。激しい雨が降り、雷が鳴り響く中、離島に見立てた演習場内で3カ国の隊員が戦術技能を共有した。尖閣諸島や台湾有事を見据え、各部隊の指揮官は成果を強調。

訓練は対中国包囲網の構築を視野に、九州西方沖に展開中のオーストラリアを加えた艦艇と連動した水陸両用作戦が中心。

…中山泰秀防衛副大臣は特定の国を想定しないことが前提としながら、「島しょ部を含むわが国を守り抜く姿勢を国内外に示すことができた」と語った。

…「水陸機動団」第1水陸機動連隊長の開雅史1佐は「わが国周辺やインド太平洋の安全保障環境は先鋭化し、離島防衛の重要性は増大している。訓練の成果は大きい」と強調した。

…ニューカレドニアなどを領土とし欧州で唯一、インド太平洋地域に軍事的プレゼンス(存在感)を持つフランスにとっても、日米豪との結びつきを強く意義は大きい。
 仏軍のアンリ・マルカイユ中佐は「フランスは太平洋国家として日米と認識を共有している。今後も日本での訓練を続け、相互運用能力の向上を図りたい」と述べ、さらなる連携強化を示唆した。 ▶記事


5月12日(水)

宮古島 下地敏彦前市長を逮捕/県警捜査2課

陸自用地係る収賄容疑/千代田CCから650万円接受

…陸上自衛隊宮古島駐屯地が建設された市上野の千代田カントリークラブについて、駐屯地用地として国への売却が可能になるなど有利かつ便宜な取り計らいをし、謝礼として現金約650万円を受け取った疑い。

…捜査2課は同日(12日)、贈賄側として千代田CCの元社長、下地藤康容疑者(64)を逮捕している。

…(県警は)現金の供与により、当時市長だった下地容疑者からの防衛省等への働き掛けの有無は捜査中のため公表できず…  ▶(宮古毎日新聞 5月13日)

▶【前市長逮捕の背景】陸自配備で千代田に固執/発言変遷、虚偽の主張も(同 5月14日)


5月13日(木)《報道》

6島 ミサイル要塞化 衆院委・穀田氏「米計画撤回せよ」(しんぶん赤旗)

…日本共産党の穀田恵二議員は12日の衆院外務委員会で、米軍が中国との軍事衝突を念頭に作成した資料を示し、南西諸島などを結ぶ「第1列島線」上の日本の6島をミサイル配備拠点とする構想を明らかにし、

…穀田氏が示したのは、2019年2月に米国海軍協会の月刊誌に掲載された「島しょ要塞(ようさい)」と題する資料。ミサイル配備拠点を記した地図には、第 1列島線上の計12カ所の候補地のうち対馬(長崎県)、馬毛島(鹿児島県)、沖縄本島、宮古島、石垣島、与那国島(沖縄県)の6カ所があげられています。

…穀田氏は、米海兵隊が19年2月に「遠征前進基地作戦(EABO)」として、分散された小規模部隊で離島を制圧し、ミサイルや航空機の基地を構築して敵の海洋進出を阻止するという作戦構想を正式に打ち出したと指摘。候補地6島をEABOで軍事要塞化するのかと追及しました。

…日米一体で日本の島々を戦場にすることを前提にした計画は容認できない」と批判しました。  ▶記事


5月13日(木)

宮古島 保良弾薬庫に「17日以降」弾薬搬入の方針…沖縄防衛局、宮古島市に伝達

…座喜味一幸市長は14日、市役所で会見し、沖縄防衛局の職員から保良弾薬庫に弾薬を搬入するとの報告を受けたことを明らかにした。同局は搬入日を「17日以降」と報告しており、安全上の観点から日時やルートなどは明確にできないと説明したという。

…これに座喜味市長は①防衛省(沖縄防衛局)として機密事項であることは理解するが市民の生命・財産を守る立場として、日程などの情報の公表②警察・消防とも連携を密にして安全面に最大限に配慮する③住民への影響、安全面に配慮するとしているが具体策を示す-ことを求めた。

▶保良弾薬庫にミサイル搬入へ/沖縄防衛局(宮古毎日新聞 5月15日)

 

月17日(月)

宮古島 弾薬搬入阻止へ 市民5団体要請

…宮古島への陸上自衛隊配備に反対する市内の5団体が17日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね、城辺保良の陸自「保良訓練場」の弾薬庫に弾薬を搬入させないよう要請した。

▶(沖縄タイムス 5月18日)

▶ミサイル弾・弾薬の持込みを許さない!①「不正で出来た」千代田基地・保良弾薬庫を撤去せよ!!(琉球弧の軍事基地化に反対するネットワーク、ブログ)


5月14日(金)

石垣島 沖縄防衛局「行為通知書」について、石垣市景観形成審議会の審議終了

陸自ミサイル基地計画地で、行為面積82,256.2㎡、3万3千541本の樹木の伐採計画

…景観法に基づく沖縄防衛局による「行為通知書」について、景観形成審議会が市民に周知もされずにひっそりと行われ、(5月14日)協議が終了していたことが、石垣市のホームページで分かった。

…委員「樹木の伐採の量は?」、事業者(防衛局)「樹高が約9mのサキシマスオウノキが約284本、樹高が約1〜2mのクワズイモが約853本、樹高が約2〜13mのスダジイが約16486本、樹高が約2〜13mのアマミアラカシが約8812本、樹高が約2〜6mのクロツグが約7106本となっております」

▶平得大俣の森を守れ(ブログ内)


5月16日(日)

馬毛島上空 F15デモ飛行始まる

…基地整備計画を進める防衛省は16日午後3時半すぎ、訓練の音の程度を住民に示す狙いで航空自衛隊F15戦闘機によるデモ飛行を開始した。

…防衛省は周辺1市4町の計14地点で音量を測定し、実測値を後日公表する。

▶(南日本新聞 5月16日)

▶【ルポ】馬毛島FCLPデモ飛行 静けさ破る「ゴーッ、ドドドド」 米軍機の騒音 深夜訓練に不安

5月25日(火)

2回目のデモ飛行始まる

▶(南日本新聞 5月25日)▶馬毛島騒音デモ飛行「判断材料に」「実態は違う」 鹿児島県知事と西之表市長、異なる所感(同 5月26日)


5月17日(月)

嘉手納基地の元駐機場 騒音・悪臭に抗議決議

…嘉手納基地の「パパループ」と呼ばれる元駐機場で騒音や悪臭が深刻化しているとして、嘉手納町議会は17日、使用中止を求める抗議決議を全会一致で可決しました。
…嘉手納基地では2019年2月から駐機場エリアの拡張工事が行われていて、アメリカ軍は工事が完了するまでの2年間、住宅地域に隣接する「パパループ」と呼ばれる元の駐機場を使用するとしてきました。
しかし、2年が経過した現在も、工事の遅れによりパパループの使用は続いていて、深夜・早朝のエンジン調整などによる騒音や悪臭が深刻化しています。

▶(RBC 5月17日)


5月19日(水)

1年半ぶり 那覇軍港4者協議

…アメリカ軍那覇軍港の浦添市への移設をめぐり、政府と県、那覇市、浦添市の4者による協議会が19日午後、およそ1年半ぶりに開催…

…軍港の代替施設を北側に配置する方向で検討を加速させることが確認されました。

…このほか県は防衛省に対し、軍港の先行返還や、環境に配慮した埋め立て面積の縮小などを求め、これに対し、防衛省は、「従来の統合計画に基づき進める方が近道だ」との認識を示した…

▶那覇軍港 北側配置で検討を確認(RBC 5月19日)


5月19日(水)《報道》

馬毛島の海底調査 防衛省、期間延長へ 5月末期限 悪天候続き作業終わらず(南日本新聞)

…島周辺海域で海上ボーリング調査を進める防衛省が、5月末までとしていた当初の期限を延長する方向で調整していることが18日、分かった。

…ボーリング調査は基地建設に向けた港湾施設整備のため昨年12月下旬から始まった。5月末までに島東海域の37地点で海底の土砂を採取する予定だが、しけが続き作業が難航。県河川課によると、終了したのは14日現在で9地点

…周辺海域では6月1日からトコブシなどの漁期に入り、漁師らから影響を懸念する声が出ている。防衛省は「関係者の意向を聞きながら進める」とし、8月12日までの漁期中、作業中断もあると説明した。期限延長の場合、調査を許可した県への申請手続きが必要になる。  ▶記事

▶馬毛島周辺の海底調査 防衛省24日、最大1年延長の方針を打診 トコブシ漁の期間は作業中断 種子島漁協、27日協議(南日本新聞 5月25日)

5月27日(木)

種子島漁協 馬毛島海底調査「1年延長」に同意

5月末に期限を迎える島周辺の海上ボーリング調査について、地元の種子島漁協は27日の理事会で、同省の打診を受け入れ最大1年延長することに同意した。

…トコブシ漁の漁期に当たる6月1日〜8月12日は作業しない。

▶(南日本新聞 5月27日)

▶基地賛否「まだ言える状況ではない」 ボーリング調査延長受け入れの種子島漁協組合長(同 5月29日)


5月24日(月)、25日(火)

宮古島 保良訓練場で初の夜間空砲射撃訓練と初の模擬弾を使用した訓練

…5月24日におこなわれた訓練では、夜間に射撃音の響き渡る空砲訓練がおこなわれました。翌日25日には、模擬弾を使用した火砲の訓練で集落にドーンという音が響き、近隣の住民が様子を見に訪れています。

▶(ブログ「草花万想」6月7日)


5月26日(水)

津堅島沖でパラシュート訓練 今年7回目

…うるま市の津堅島沖で26日、アメリカ軍がパラシュート降下訓練を実施するのが確認されました。この水域での訓練はことしに入って7回目です。

…また、降下訓練の後にはMCー130が低空で旋回飛行するのが確認されました。

…この水域での訓練については県やうるま市が繰り返し中止を要請していますがことしに入って7回目となり過去最も多かった去年1年間の11回を上回る頻度で行われています。  ▶(RBC 5月27日)


5月27日(木)

立石勲氏が死去 タストン社代表、馬毛島を政府に売却

▶(南日本新聞 5月30日)


5月27日(木)

空自那覇基地 2月の泡消火剤流出 PFOS国基準値の2倍超

…航空自衛隊那覇基地は、ことし2月に泡消火剤が基地の外に流出した問題で3月に続く再調査の結果、基地内の水路から国の基準値の2倍以上にあたる有機フッ素化合物が検出されたことを発表しました。

▶(RBC 5月27日)


5月27日(木)

「基地50%以下へ」玉城沖縄県知事が政府要請

…上京中の玉城知事は27日、来年の本土復帰50年に向け全国の在日アメリカ軍専用施設の面積のうち沖縄が占める割合を50パーセント以下に引き下げるなど基地の整理・縮小を政府に要請しました。

…「日米両政府で積極的な協議を行っていただき、目に見える形で沖縄の過重な基地負担の解消を図っていただきたいと思います」(玉城知事)

…要請を受けた岸大臣は、「現行の取り決めを実施していく」とこれまでと同様の政府の見解を示しました。

▶(RBC 5月27日)


5月28日(金)

超党派 省庁ヒアリングで「宮古島市から、国民保護計画が改定されるまでミサイル搬入を待って欲しいという要請があったら尊重するか」との質問に、防衛省「もし、そういうご意向があれば、尊重するのは当然」と答弁


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